サービスラインナップ

 

メインサービス

 

インフォメーション

             

             
             
             

 

             
             
             

             

             
             
             

             
             
             

             
             
             

 

 

 

             
             
             

 

  青年部会だより
  
 ● 青年部会だより第51号 ●
 
  平成22年度全国青年部研究会記録  
<<<戻る

  1.日 時 平成22年11月13日(土) 午後2時〜午後5時

2.場 所 愛知県名古屋市中区栄4−16−29 中統奨学館

3.参加者 札幌地方、岩手、山形、新潟、石川、富山、埼玉、山梨、愛知、福井、
       大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山、愛媛、熊本、鹿児島の19道
       府県
       三重、潟潟yアテック、整備新聞社、潟uロードリーフ:オブザーバー
       参加の1県・3社
       来賓:日本自動車車体整備協同組合連合会理事 田 中   淳 殿
          ホリデー車検梶@代表取締役      中 橋 清 浩 殿
       合計147名

4.研究会の経過

 1)開 会 加藤幹事の司会により午後2時に開会した。

 2)青年部会長挨拶 塩見部会長が以下のように挨拶した。
 
<<<戻る

  イメージ写真  (挨拶の要旨)

 皆さんこんにちは。ご紹介いただきました日車協連青年部会長の塩見でございます。
 本日は、当研修会にたくさんの方にお集りいただき、ありがとうございます。
 
<<<戻る

   毎度のことではございますが、北は北海道、南は鹿児島から総勢147名のご参加をいただいております。このように盛大に研究会が開催できますことに、心よりお礼申し上げます。また、この研究会の準備、設営をしていただきました愛知の青年部の皆様に深く感謝いたします。
 この愛知でなぜ研究会を開催したのか。大きな訳がございます。まずひとつに、今年度の方針においてブロックの活性化、大きな大会を開催することにより、地区ブロックが活性化するようにと願ってのことでございます。各単組の青年部会が活発に活動されていることは承知しております。この中部ブロックというのは、立地上から、なかなか活性化していないと幹事からお伺いしておりまして、何とかこの中部地区の活性化を願いまして開催させていただきました。
 また、本日は、「もう一度指数について考えよう」というテーマでございまして、指数について語るなら愛知が良いのかな。そんなことも考えても選ばせていただいております。以前、指数について研究、そして活発に活動されていた全車研という団体がございました。その前身にあるのが大名会。大阪、名古屋の頭文字を取った会でございまして、当時その活動のお陰で業界が非常に活発になったということがございました。その歴史背景よりこの指数の勉強、指数を語るなら愛知というように考えました。
そして本日は、そのど真ん中で活動を行っておられました中橋社長にもお越しいただいており、それも非常に意味深いことであると思っております。
 また、昨年度は京都において全国研究会を開催させていただきまして、京都の次は愛知と続くのが慣例になっており、その昔、この仲間とともに、全国に青年部を拡げよう、輪を拡げて結束を高めようということで、13年前に京都で初めて全国大会を開催しまし、その翌年この愛知の地で第2回目を開催させていただきました。
当時は柏木会長であったと思いますが、快く引き受けていただきまして、その時もたくさんの方に集りいただきました。確か大きな会場で、会場を二つに割ってディスカッションをしたことを覚えております。その後、再び愛知の地でグレードアップした青年部として全国の大会がこうして開催されることが、非常に嬉しく思う次第でございます。
  さて、本日の本題でございますが、テーマ、「もう一度指数にについて考えよう」ということでございまして、いつの時代にもこの指数というのは、旬な話題でございます。昔から、今でもそうですが、この指数に悩み、壁にぶち当たります。
昨年のちょうど今ごろ11月19日、国会の国土交通委員会において西田参議院議員が指数についてのご質問をされたというのは、皆様もご承知のことであると思います。そして12月から今年の1月にかけての実態調査、そして3月にその結果がまとまって報告がされました。皆さんも色んな雑誌でご覧になられたと思います。回答の7割がこの指数では合わないという回答になりました。
 今日はいろんな意味を含めまして指数についての勉強をもう一度一から考え直し、今後どのように取組んで行くべきか語れる。そんな研究会になればというように思っております。
 甚だ簡単でございますが、開会に先立ちましてのご挨拶とさせていただきます。本日は最後までどうぞよろしくお願いいたします。

 3)開催地青年部会長挨拶 大田部会長が以下のように挨拶した。
 
<<<戻る

  イメージ写真 (挨拶の要旨)

  ただ今ご紹介いただきました愛知県自動車車体整備協同組合青年部会長、光栄自動車の大田でございます。私のような若輩者が、このような高い場所からご挨拶させていただきますことを恐縮ではございますが、至らない発言等ございました際には、寛大なお心添えでご了承いただきますよう、よろしくお願いします。
 
<<<戻る

   本日はご多忙の中、遠路はるばる愛知までご足労いただきましたこと、感謝いたします。愛知は来年30周年を迎えることになります。しかし、長い歴史の中で、部会員どうしが馴れ合いになって、流されていく面も多く、改めて組織のあり方について原点回帰する時期に来ているのではないかと思います。
 今、この厳しくなるばかりの時代、事業所の減少、組合離れなどとともに、愛知は組合員の減少に歯止めがかからない状態になっている。このままでは、消えてしまうのでは、といっても他言ではない状況になっております。これは組合もそうですが、私自身にとっても、大変ピンチでございます。と言うのも、学もなく、親の脛を齧り続けてきた私です。こんなか弱い私には、仲間がいないと生きていけません。まだ元気ある青年部で仲間がいるうちに、何とかしていかないと、いけない状況になってしまいました。
 そこで、まだできる組合の世代交代を青年部の底上げに力を入れていく方向に決めました。皆で力をあわせ立派になり、次世代にロマンのある業界にすることに精進します。そして、近い将来、愛車協青年部が全国ナンバー1になると良いなと思います。
 最後に、今日この名古屋の夜空に星が輝くことを心より願っております。よろしくお願いします。

 4)来賓挨拶 田中理事が以下のように挨拶した。
 
<<<戻る

   (挨拶の要旨)

皆さんこんにちは。ただ今ご紹介いただきました日本自動車車体整備協同組合連合会理事、愛知県自動車車体整備協同組合理事長を務めております田中でございます。
 最初に皆様方、私の着けているバッヂはご存知ですよね。これは我々のメンバー、いわゆる仲間の象徴である日車協連のバッヂでございます。これは個人的に日車協連の一員として誇りを持って、こういう会議に出席する際に着用しています。このことについて青年部会員の皆様方はご承知されているのか。素朴な疑問を持ちましたことをまず冒頭に申し上げておきたい。
 そして今日の研究会ということで、指数について考えることにより、青年経営者の経営戦略の一助とすると目的にありますが、そのとおりでございまして、特にこの指数の問題については、色々ビジネスの間で「利は基にあり」と言われていますから、我々の業界の仕事は、事故車を復元することによって、この復元された事故車が安全でしかも安心な車を世に送るということが、私共の最大の使命であります。それは皆様方も良くお分かりになると思いますが、指数をしっかりと理解しなければ、より多くの車が安全で安心して乗っていただくことができないであろう。そういう意味におきまして、今日はそのことについて若干触れさせていただきます。
 指数そのものをしっかりと理解しておかないと、健全な経営、適正な利益を生むためには、せっかく最高の技術を持ちながら、世の中にそれを認めていただくことができないのではないか。このように私は考えております。これは物の売り買いではなくて、我々は今申し上げたように、事故車を復元して世に送るという使命でございます。すなわち適正な利益を生むためには、しっかりと指数を理解した上で見積をし、作業をし、それを世の中に送る。それが我々技術者の使命ではないでしょうか。
 しかしながら、今業界におきましては、取り巻く環境というものが、極めて厳しいものがあります。今、愛車協の青年部会長が申し上げた私共のメンバー、仲間も年々減っております。私は今年でちょうど10年理事職をしておりますが、当初、私がバトンタッチした時は300社、ところが今は200社、もう少し溯り、私の就任する10年前は600社あったのですね。それが200社になった。この現状を打ち破るだけの秘策がないのですね。そこで皆様方に申し上げたい。これからを担う皆様方は、今日もこの会場に入った際に若きエネルギーが今後この業界にも絶対に必要であるということを私は力説しております。
 色々な意味で皆様方は勉強されるでしょうし、取り巻く環境はとても厳しいと思います。例えば、リサイクルや公害問題とか、今までのように国土交通省だけの指導では、やっていけないという現実が目の前にある。これらを一つ一つ解決するには、私共のような年配の者では、それを喚起することができない。むしろ我々の業界はハンマーと当て盤があればこの仕事はできるのだ。これが今でも尾を曳いて改革ということに、なかなか耳を貸してくれません。これは事実であります。
 しかし、今日冒頭で申し上げたとおり、若いエネルギーの皆様方を拝見して我々の業界も今後決して他に負けないだけの皆様方のエネルギーを発揮しながら、やっていけるということを私は強く感じました。塩見部会長という立派なリーダーを私も車体協の一員として全面的に応援して参ります。青年部会のますますの発展を心から願うとともに、応援することをお約束しまして、簡単ですが冒頭のご挨拶とさせていただきます。盛会と皆様方のご多幸を祈念いたします。
 
<<<戻る

  5)日車協青年部京都宣言唱和

須賀幹事の発声により日車協青年部京都宣言を唱和した。
   我々、日本自動車車体整備協同組合連合会青年部会は、我が組合の創始の精神を重んじ、業界の自主自立に向けて、全国の結束を強化し、其々の取組みの連鎖を力として、次世代に自信を持って渡していける業界を創る。


 第1部 基調報告「指数の生い立ちと、業界として取組んで来た歴史」
                     飯島圭一 愛知県青年部会
 
イメージ写真
<<<戻る

 
(報告要旨)

1.保険の歴史
1)起源
保険の始まりは、古代ギリシャの重要な貿易手段であった海路の様々な危険から船乗り、荷物、船を守るために始まったとされており、助け合いの精神に基づき、あらゆる制度が各地で生まれ、起源となる制度は主に13世紀〜15世紀頃に全盛期を迎えた「ギルド」にあったと言われている。

2)保険の誕生
日本にも江戸時代末期頃には、海外から貿易用にいくつかの会社が参入し、明治時代に入ってから近代的保険会社が設立された。

3)国内自動車保険の普及
自動車保険が一気に広まることとなったのは、1964年頃からの高度成長期で、一般世帯の自動車の保有に伴い、自動車保険も普及するようになる。

4)自賠責の強制
自動車の普及に従い、事故も増加するようになり、1955年に現在の自賠責保険の基となる自賠責損害保険法が作られ、翌年の1956年に自賠責保険への強制加入が義務付けられた。

5)自動車保険会社について
保険会社は会社として成り立っている営利団体であることを覚えておきましょう。
現在、日本には国内外の損害保険会社が合せて50社前後が営業しており、日本の保険業法により免許されている国内の損害保険会社、外国資本による会社が免許を受けて国内損害保険会社として営業する外資系国内損害保険会社と海外の法律に基づく保険会社が日本での営業許可を受けて代理店を設置しているのが外国保険会社です。
因みに、営利目的でない共済保険もあり、サービス体制等に差がある。

2.自動車整備料金の適正化
1)高度成長期のモータリゼーションの進展
自動車の急速な普及に伴い、自動車使用者に自動車の整備料金に対して不信感を与える新たな問題を生み出し、1966年及び1968年に運輸省より自動車の整備料金の適正化を図るように通達が出された。
損保業界としては、修理業界・損保業界に共通の顧客である自動車使用者が納得する合理的な修理方法と修理費について社会的な要請が強くなったことから、欧米の実情調査を行い、1973年に且ゥ動車保険研修センター(自研センター)を設立し、新しい尺度としての「標準作業時間」の策定に取組み始めた。

3.保険事故車の修理料金算定用指数
1)指数設定の背景
1980年当時の相場料金は、現場の実態調査を参考にして各地区でアジャスターを中心に個別に算定されており、事故頻度の大きい作業項目を中心に料金加算が行われたことから、実際の作業時間(作業量)との関連でアンバランスが発生して拡大していた。

2)脱着・取替標準作業時間
自研センターにおいて車体整備業界の現状を踏まえた作業研究の方法論に準拠して小型乗用車20車種の脱着・取替について標準作業時間を策定するとともに、1978年に「標準作業時間活用のための3ヵ年計画」が立案され、全国各地に推進委員が決められ、修理業界に対してPR活動を進めた。
相場料金体系から合理的な体系への以降は、段階的に進める必要があり、その第一段階として指数を採用した。

3)指数設定のための条件作り
作業項目・摘要の設定に当り、修理費の実態調査が行われ、基礎データーとして活用するとともに、各車種毎の構造、組付状態、作業手順、補給部品形態などの調査を行い、車体構造調査資料を作成した。
作業項目・摘要の明確化と標準作業時間の解析を行い、指数を策定することによって作業量に一定の単価を乗ずることで、事故車見積用の料金が算出できるようにした。
指数導入により修理費協定に要する時間短縮、逐年の改訂実施時期の固定化、差業管理・指導、見積書作成のコンピューター活用及び顧客への料金説明の際の資料として活用できるなどの効果がある。

4)損保業界の指数化推進の方向
1985年12月を以って修理業界の一部若しくは全部において脱着・取替指数が導入、活用され、外板板金修正・補修塗装指数も理解を得られた地区、修理業界から共同利用されることになる。

4.業界として取組んできたこと(主な事項)
1)1977年 自研センターにて研究及び策定された標準作業時間を研究する。
2)1981年 指数化導入について標準作業時間研究委員会において委員全員一致で指数化を導入することについて賛同。
3)1991年 第1回、第2回共同研究会において脱着・取替指数の作業時間観測を実施。
ボルト部位関係の双方の作業における正味作業時間は殆ど差がないことが確認され、今後は余裕時間と準備作業時間及びその考え方について継続して検討。
4)1993年 日本能率協会に委託して「適正作業時間算定のための標準作業体系及び標準作業時間や余裕率の適正化に関する調査研究」報告書を作成。損保の指数は日本能率協会が策定したドア取替標準作業時間よりも平均8%低い水準。
5)1994年 公正取引委員会より独占禁止法に基づく注意を受け、以後対応単価の交渉は損害保険会社と車体整備事業者の間の個別交渉になる。


検証発表1「足回り分解で感じる指数への疑問」
                     原浩治 埼玉県青年部会専務
 
イメージ写真
<<<戻る

 
(発表要旨)

1.指数についての基本知識

自研センターの経営理念には、損傷事故車の復元修理費の適正化、低減化を中心とした課題に積極的に取組みます。
業務成果の向上により株主の期待に応えます。株主は、損害保険会社等16社。
各種懇談会を開催しており、技術顧問懇談会は、メーカー5社及び自動車整備振興会連合会の技術顧問と年1回の業務報告と意見交換。指数懇談会は、大学教授、消費者問題専門家並びに弁護士の有識者と年1回の懇談会を開催しているとありますが、なぜ日車協連の代表者は懇談会に入れないのでしょうか。自研センターに指数懇談会への出席者の氏名を尋ねたところ、個人情報は教えられないとのことです。
公に公開しないと不信感を招くのではないのかとの問いに対し、指数は法律に基づき作成されているものではなく、使うか使わないかは、事業者各々が判断すべきであるとのことです。
先ず指数というモノサシがどのような条件で作られているのでしょうか。標準作業条件については、@正味作業時間、A準備時間、B余裕時間(正味時間の3割)。標準条件については、@標準作業者、A標準工場、B標準車両、C標準部品、D標準作業速度。

2.ダイハツムーブ 平成16年式 150S 右フロント足回りの分解整備について考える

指数:フロントサスペンション片側脱着・分解・点検・組立・調整。右フロント2.8、ABS付0.1、ハブベアリング取替0.3、合計3.2。
事故損傷で衝撃を受けた場合、損傷し易く、また、損傷診断が非常に難しい部位であり、ストラット式サスペンションは、トーイン調整以外にアライメント調整機能を持たないため、車体の復元による寸法精度が非常に重要。
ユーザーの命に直接かかわる部分だけに、より慎重な作業が必要。
実際の作業(付随作業・前提条件)フロントパネルグループの脱着、足回りの洗浄作業。@準備作業、A事前計測(目視と触覚による点検は指数に含む。)、Bタイヤ外し、C計測(コンベックスや専用工具による計測は別途計上。)、D付属品外し(作業性を考え、ドライブシャフトの脱着作業も含む。)、E外し作業、F分解作業、Gハブベアリングの交換(ハブ、ナックルを再使用する場合はハブの取外しは別途計上。)、H部品単体での計測(内板骨格指数を使用した場合、事前計測時間0.6を含む。部品単体について正常かどうかの計測は必要であれば別途計上。)、I組付け作業、Jセンサーや配管類の付属品の取付、Kブレーキエア抜き、Lトランスミッションオイル補充、Mアライメント測定&微調整、Nロードテスト、O最終検査。

3.まとめ

計測のズレが骨格の歪みによるものか、足回り部品の損傷によるものかの判断は非常に困難で、部品脱着後の部品単体での計測がどうしても必要となるため、別途計上を要する。
部品脱着には、正しい情報が必要で、資料を集める時間とコストがかかる。
準備時間と正味作業時間、そして正味作業時間の3割まで含んだ数字が3.2というモノサシで表わされているが、実際にはモノサシと呼べるほど精密な物ではなく、あくまでも参考数値の一つでしかない。
準備時間や正味作業時間についても、自研センターに質問したが、明確な回答は得られず。

4.結論

パソコンの普及とともに、見積りソフトの利用も増えて、見積が便利になったと言われる、基になっている指数について、業界として研究してきたのだろうか。
株主の利益の追求を事業理念として掲げる自研センターの指数が、我々業界の実作業を考慮した指数として作成されるとは、到底考えられない。
今回の足回り分解についても、指数に含まれない作業と曖昧な作業が多く、こちらが作業の必要性を証明することで、請求すべき項目も多く確認できた。
この資料作成にあたり、自研センターに幾度も電話をしたが、業界を挙げて曖昧な点や疑問点を研究し、疑問点を公にしていく必要があると感じた。


検証発表2「水性塗料の比較」
                     薮本睦又 大阪府青年部会長
 
イメージ写真
<<<戻る

 
(発表要旨)

近年、ハイブリッドカーの販売増や超高張力鋼板を採用する車の増加など、車体整備業界を取り巻く環境は大きく変わりつつあります。
その中でも、水性塗料は大きなウェイトを占めております。環境保全に対する意識の高まりによって、平成18年に大気汚染防止法が改正され、今年度末までにVOCの排出量を2000年比で30%削減することとしています。トヨタ、ヤナセなどの大手自動車メーカー等は、数年前から補修用塗料の水性化を図っています。また、2010年度版指数テーブルには、水性塗料指数が掲載されました。これらのことや、作業者の健康面の配慮からも水性塗料の導入を検討されている組合員も多いと推測されます。ただ、実際には、水性塗料の導入されている組合員は少なく、まだ普及は進んでいません。欧米各国では、水性塗料が普及していることは、皆様方ご存知のことと思います。日本と何が違うのでしょうか。そこで2008年より大車協青年部では、水性塗料の勉強会を開始しました。
お手元にお配りした資料ですが、一昨年、塗料メーカーと車協との合同で2月から7月までの間に計5回に亘って講習会を開催しました。大阪では、約10年前から損害保険会社との間で度々勉強会を開催して親睦を図って参りました。
第1回の水性塗料講習会を2008年1月25日と2月1日に損害保険会社アジャスターを交えて塗料メーカー4社を招き座学、2月17日に青年部会員の事業所において塗料メーカー4社の塗料を使い、セドリックフロントドア内ボカシ(1C0)(062)3コートパール(1社)、シルバーメタリック(3社)の作業観測を行い、実測値は、3コートパール(36分16秒)、シルバーメタリック(27分58秒〜38分35秒)の結果を得ました。続いて7月14日と15日に塗料メーカー2社を招いて座学、20日にワゴンR右側面の(ボカシ塗装)3Pパール、ソリッド赤の作業観測を行った。お手元の資料では分りづらいかもしれませんが、ソリッド赤の塗装のマスキングに新聞紙を使用しています。わざと新聞紙を使った訳は、水性塗料が新聞紙を溶かすなどの影響を観測するためです。水性塗料を使用するには、スプレーガン、養生紙などの塗装資材も変わってくるということも考えていく必要があります。
これらの講習後に組合員と水性塗料について意見交換して感じたことをまとめたいと思います。水性塗料を導入しない理由として挙げられることは、まだどこの事業者も水性塗料を導入していない。作業性が悪い。日本では乾きが遅い。法規制が緩い。等など、問題点が多く、莫大な投資をして水性塗料を導入するのは難しいという考えが多く、実際導入しているところは少ないと思います。
この会場にご参集いただいた方で水性塗料を導入して実際に作業をされている方は挙手願います。結構いてますね。さすがに今日参加されている人は勉強熱心な方も多く、水性塗料の導入も進んでいます。それでもパーセンテージ的には10%位ですかね。各塗料メーカーや損保会社との間で水性塗料の研修を重ねてお互いに意見交換をすることによって、実際に作業をしている我々車体整備業者の意見を塗料の改善、保険金の支払いや延いては指数にフィードバックさせることにより、最終的には、ユーザーの求める質の高い技術の提供に繋がるものと考えます。
今後の車体整備業界を担う青年部会の活動として水性塗料の研修を重ねていくことを考えております。
最後にこの発表をするに当り、会社の枠を超えて資料をご提供いただいた塗料メーカー各社並びに塗料販売店各社の皆様方に感謝申し上げます。


検証発表3「マスキングから見る塗装指数」
                     山岸一仁 北陸信越地区青年部
 
イメージ写真
<<<戻る

 
(発表要旨)

今日の検証は、日頃の課題であるマスキング技術と材料費の検証が主なテーマですが、マスキングは、そもそも使えば捨てるもので、処理にもお金がかかります。しかも製品としては残らない、いわば無駄の温床で、仕分けの対象になっているからです。
そこで、作業効率とマスキングの材料費が始まったのですが、まず、この検証を始めから何時間位かかるのだろうかと、想定した時間から実際やってみましたら、大幅に超えてしまいました。作業の実時間と指数についてこれは比較検証しないといけないなということから、検証結果に至りました。
そもそも、マスキングは日常的な作業で、毎日行われています。その作業は誰が担当されていますか。もちろん塗装の作業者が主であると思いますが、塗装経験の少ない方や女性の方も多く担当されていると思います。比較的簡単に行われている作業で、作業時間も他の工程よりも概して少ないのではないかと皆さん感じられていませんか。日常からですね、マスキングの作業時間は調色より大きいと思いますか。パテ付け、パテ研ぎ、パネルの1/3程度のパネルより大きいか、小さいか比較してみて下さい。足付け作業、フェザーエッジ、新品パネルの足付け、パテの目地消し、ぼかし部分の2000番くらいのペーパーでの足付け、プラサフをマスキングして調合して塗布、拾いパテをしてプラサフを吹きます。その時間よりマスキングは多いでしょうか、少ないでしょうか。塗料を調合してブースの中に入ります。まず、ぼかし剤をかけて、ベースを吹きます。ベースの上を見ながら、ぼかしていく。そしてクリヤーをかけ、クリヤーをぼかしていく。その時間より大きいですか。次に磨きの作業になります。ブツを撥ね、肌上げして、目消して仕上をするといった時間より大きいですか、小さいですか。
一般的には、上記項目よりマスキングの方が日頃少なく感じていませんか。本来マスキング検証で、作業効率と材料費の検証を主な目的で開催された研修会が9月23日に当社の工場で行われました。北陸信越ブロックの29名が参加して検証をスタートしました。次に車を3台用意し、乗用車Bクラス、カローラランクス、マーチ、パッソです。作業条件として損傷状態が右Frフェンダ取替、右Frドアの修理です。カラーはメタリック、使用塗料は2K、主な作業内容はFrバンパの脱着、右ヘッドランプ、右Frフェンダ取替、右Frドア修理です。プラサフの範囲がFrフェンダ及びFrドアの前面1/2程度です。3台ともにこの設定でマスキングを行いました。
作業者は石川の青年部会の永井様がパッソ、富山の青年部会の竹様がマーチ、そして私がカローラランクスを担当しました。自研センターの作業者の前提条件は、補修塗装経験5年程度、金属塗装2級程度となっております。先ほど埼玉県の原様が言われたような前提条件があって、そのなかで、車体整備士という項目がどこを捜してもなかなかないのです。どの方も車体整備士を持って、かつ二級整備士のガソリン、ディーゼル、三級のシャシを持ち、塗装経験が12年から13年というベテランが作業を行いました。
作業に当たって塗装工数はどこからどこまでなのかと言うと、フェザーエッジから筆さしの仕上までの21項目があるのですね。その12番目にマスキングの項目があります。今日はメタリック塗装なので、3コートの部分は省いて、高機能塗装の3項目を除いて17項目なのですね。どこを捜しても調色がないのですね。調色を入れると18項目なのですね。塗装が完了するまで、その1項目にスポットを当てて検証しました。その12番目のマスキングでは、まず、上塗り用のマスキングと謳ってあり、上塗りに必要な部分をマスキングする。ボディー全体を覆うように。塗装部位の周囲90cm程度をマスキングペーパで、残りをビニールで行う。このようなことですから、作業範囲としてボンネット、これは、ぼかしの部分ですね。Frフェンダは取替です。Frドアは修理になって、Rrドアは、ぼかしの部分で、4パネルのマスキングを行いました。
このときの作業実施内容で使用材料と時間を計測するために、皆さん頑張って作業を始めました。測定内容としては、各パネル、ボンネット等を全部開きましてマスキングテープが良く貼り付くように脱脂を行ってから、マスキングを剥がして脱脂して終了しました。実際の作業時間は、カローラランクスの時間が1時間22分、マーチ1時間38分40秒、パッソ1時間30分。私がホームということで1番早かったのですが、1時間22分もかかっていて、実際私は1時間と踏んでいました。必死に早く作業したのですが、22分もオーバーしました。
検証結果として1.36もかかっているのですね。82分、実務経験が10年以上、私なんか14年もやっていますよね。それでも1.36もかかっています。全工程の一つに過ぎないマスキングがこれ程かかるとは、予測しておりませんでした。21項目の17項目ですよね。実作業分の82分なのですね。
そこで、指数の検証をしました。加算基礎数値2.9、塗り指数を加えて塗装指数合計6.6、マスキングの占める割合は、20.6%も占めています。考察として、調色、パテ付けパテ研ぎ、足付け、プラササフのマスキング等、塗装、磨き、マスキングの各作業をそれぞれ1.36と仮定すると、9.5となり、指数は6.6なのです。指数と作業時間を合わせる努力も必要ですけれども、3時間の時間短縮は、大変かなと思いました。
自研センターのお客様相談室に問い合わせ、塗り基本数値にマスキングは入っているとのことで、マスキングはどれ位の時間を見ているのか聞いたところ、ソリッドでは塗り数値に、メタリック、2P、3Pでは隣接パネルのぼかし部位は基礎加算数値に入っている。1パネル当りの時間は、基表の部分になり企業秘密あるとあっさり断られました。指数マニュアルに加算基礎数値についての内容が掲載されており、こんなところを見つけながら作業をしていかねばならなのかなと思いました。さらに調色は、基礎加算数値と補修塗装作業の概要のどの部分でどのくらい見ているのか聞いたところ、調色作業は、基礎加算数値の三つの柱の一つであり、21項目の補修作業項目とは別枠で考えている。調色以外には別枠として考えている作業はありません。調色作業の配合データーは、オートカラーの配合である標準配合からスタートしており、バンパ加算での調色は、計量調色で1回から2回程度の微調色でボディーの調色精度よりはるかに劣ると考えている。調色の時間について再度確認したが、基表の部分であり企業秘密であり、これを公開したら誰でも指数が作れるそうです。
基表の中身を考えてみると、自研センターの実際に説明されている担当の方も知らないのではないかと感じました。また、その都度変わっているようで、場合によっては数値もないものと感じました。標準となるモノサシであろう指数に基表×なんとかで、データーを採って、その都度変わっているものなので、一寸不安を感じました。


検証発表4「外板板金修正指数の疑問点」
                     野田泰行 中部地区青年部
 
イメージ写真
<<<戻る

  (発表要旨)

我々の業界や生産ラインの業界は、標準時間で工賃が作られているということです。
標準作業時間、修理業、作業性、製造業など色々ですね。まず、自分を知らないと、戦ってもいけないということで、先ず、勉強会を開催しました。内容としては、板金打ち出し、溶着引き出しによるものなので、1du、Bランク、0.8時間ですね。勉強会の目的は、作業者自身のレベルを知ることと、作業工程の確認です。先ず、作業者1人1人が指数を理解することによって、仕事に対する意識の手助けになれば良いなと思っています。
ワークサンプリング値を収集することによって、一致団結した力になるのではないかと思って協力をさせていただきました。標準時間とは、どのような形になっているのかと、配付資料に中小企業診断士の勉強の資料の中では、JISで規格されているようです。板金では、3年三級整備士という定義がありましたように、標準作業時間は、主体時間、準備、段取り、余裕作業時間から構成されているということです。この指数についても正味時間と余裕時間が構成されていることで、準備時間にも余裕時間は含まれなければ、標準時間にはならないということです。これは私も自研センターにしょっちゅう問い合わせたのですが、昔はすぐ答えてくれたのですが、最近電話を切ってから、暫らくして電話がかかって来るようになりまして、かなり即答しかねているなあと思っているのですが、だんだんそうなって来て皆さんも同じ思いをされていると思うのですね。昨日の話でも、現時点では、基表は保険会社にも公表していないという話ですし、じゃあ、昔の基表をちょっと仲の良いアジャスターさんにくれって、まあ、用意出来なかったのですけれど、こういう中の部分も知らなければならなのではないかと思います。
簡単に言うと、定められた適正な作業方法でその作業を行う上で必要な環境、設備の基でその作業に良く慣れた作業者が適正な早さで所定の精度、品質を得た作業をする。作業者の条件について、適性を持った習熟作業を設定しており、その作業に慣れていない作業者が実行できる時間ではない。所定の作業条件に決められた設備、工具や適切な作業台、用器具を用いて決められた作業方法で作業を行うことが必要である。さらに、照明や湿度、温度、音、静かさなどの環境条件も含まれる。これらの項目については、整った作業条件が要求される。先程から何度も触れている余裕時間なのですけれども、これもJISに定められている内容の中身で、余裕については、管理余裕と個人的余裕から構成され、管理余裕は作業余裕と職場余裕から、人的余裕は用足し余裕と疲労余裕、即ち、標準作業時間はこうした様々な余裕の中で、必要とする余裕を見込んで設定されるべき時間である。
そして作業ペースとして、決して急ぐことなく、且つ、遅くなく、正常なペースで作業を行うという条件が加わります。ここで、問題提起なのですが、指数に含まれるものと含まれないものという形で、潜在要素として挙がっていると思いますが、その中に入庫待ち、部品待ち、作業待ち等の待ち時間、工場の清掃時間、朝礼、教育等の間接作業時間ですね。これは完全に指数に入っていません。標準時間に入っていませんよと謳っているのですね。なのに、JISに定められたこれは、職場余裕に当たると思うのですけれど、職場余裕はちゃんと入れなければならないとJISに謳っているにも拘らず、我々の標準時間には、これが入っていないということを自研センターは堂々と言っている訳です。それはレバーレートを計算する式の中に入っているという話ですが、実際レバーレートに入っているから、そっちは指数に入れなくても良いのかという問題があると思います。
1分で80m進む足の速さ、手の動かし方、これは製造業には当てはまるが、我々には一寸当てはまらない部分もあると思います。52枚のトランプを30.5p四方の四隅に1枚ずつ30秒で配り終える速さ。これは数名の方に勉強会の折にやっていただいたのですけれど、とてつもなく速いスピードであるということです。これは我々の業界に一寸当てはまらないと思うのですけれども、実際正常な作業ペースというものを我々はもっとワークサンプリング値を皆で協力して出さないとだめではないかと思っています。
このように正常なペースの手と足の速さを知っていると、作業者が行っている作業が正常ペースと比べて速いのか、遅いのかを判断できるようになるということで、このような判断を行うことをレーティングといいます。JISよるとレーティングとは、時間観測時の時間の作業速度を必要とする作業速度と比較、評価し、レーティング係数により観測時間を修正する一連の手続である。これは、自研センターでは、この辺がどうなっているのかな、という疑問点があります。式で表せば現状作業の測定をして、そこで得られた観測時間から正味時間が求め、余裕時間については、ワークサンプリングで得られたものを用い、次の式により標準時間が計算できる。原さんが話しをしていたと思いますが、余裕時間のサンプリング値は、自研センターとしては、特に定めていないということで、準備時間の余裕率は、定めていない。では、どうやって準備時間を決めているのですかと言ったら、ゆっくり準備をしている。ゆっくり準備をして準備時間を算定しているということでした。まあ、それ以上は突っ込まなかったのですが、あまり突っ込んでも、皆さんと同じような一緒の答しか返って来ないと思っております。
また、式としまして標準時間は正味時間×1+余裕率30%というのが一般的です。板金時間の標準時間はこのようになります。主体作業正味時間×1+余裕率、1+30%+準備、段取り作業正味時間、準備時間の正味時間に準備時間の余裕時間を足したものが標準作業時間になります。
今回の勉強会の作業定義としまして、1du、Bランク、0.8時間の引き出しによる作業です。準備は全て終った状態で、自研センターが標準作業と設定する時に標準としている定義の4m×8mの作業エリアに全てが揃って作業ができるという状態です。これは皆のレベルアップということで、実際作業に近づくように両サイドに隣接パネルがあるという状態で1du、Bランクの板金をしました。その後、勉強会の参加者が気づいた所をディスカッションするという内容にしました。
これはハンダ君という機器を使った特殊なやり方なのですけれども、まあ、作業的には、ほぼ一緒であると思います。皆さんは自研センターが設定している基本的な板金修正指数から1duの場合、程遠い仕事をしていると思うのです。板金パテは先ず使わないのが当前だと思います。板金パテを使うと、完全に剥離面積で1duを超えてしまうと思います。それで1回塗膜に乗せられる中間パテからスタートということです。この観測では、正味時間の内、乾燥時間を飛ばしています。
経験3年選手の方が早いと思ったのですけれど、正味時間11分でした。次の人は経験10年、この人の場合ですと、乾燥時間を1回入れています。この人は2回のパテ付けで作業をしましたが、乾燥時間は1回につき5分でした。
以上の観測から、この乾燥時間というものに関しては、一切指数に含まれないということで、それはどうかと思います。乾燥時間は、他の作業をしていると言いたいのでしょうが、勿論休憩したりしていれば、そこで人件費も発生します。この勉強会では、乾燥時間を5分加えています。標準作業時間を策定する折に、正味時間の中に機械時間というものが設定されています。自研センターが作っている標準時間の中には、機械時間というのは一切入っていないということで、その機械に対する減価償却費とか運転費は対応単価に入っているというのですけれども、私はその辺どうかと思うのです。ブースを動かして乾燥という商品を機械に作ってもらう労働、パテを製品化する労働、パテを硬化させて製品に持っていくまでの機械にしてもらう機械のお代、これを私一寸疑問符がありまして、提案していきたいなということです。もの作りに対してやはり製造業をしている人は、機械時間というものが本当に我々は全然もらえていないのではないか。そこも大きな我々の業界の首を絞めている部分ではないかなと思います。
検証結果は、3年選手のものを多数検証しなければ意味がないと思いました。3年選手の一人は、機械操作を誤ってサンプリングモニターから外れました。仮に準備、正味時間、これが乾燥機、スタンド、ペーパーやサンダーを持って来たり、準備、後かたづけ、それが全部準備時間になるのですけれども、それを10分と仮定しまして、準備の余裕時間、これを20%位かなと思って勝手に12分としたのですが、そうすると実際指数の設定した0.8から先ず0.2、12分を引いて、作業の正味時間を出しまして、ここから余裕率1.3掛けているものを割ると、近似値で0.5時間という数字になると思います。正味時間としては、30分で行わなければならないという形です。
今回の検証結果としては、板金修正指数は、十分なのかなということになりました。先ほどの話に飛ぶと、やはり問題とされるのは、標準時間の構成にあると思います。


 
<<<戻る

  第2部 パネルディスカッション

「指数ってどうなの!?」

コーディネーター 神山憲秀 日車協連車青年部会幹事
パネリスト `島克巳 埼玉県青年部会長
同 薮本睦又 大阪府青年部会長
同 大畑和人 石川県青年部会長
同 野田泰行 中部地区青年部
コメンテーター 塩見 淳 日車協連青年部会長

1.パネルディスカッションの経過

神山コーディネーターの進行により「指数ってどうなの!?」をテーマとしてパネルディスカッションを行った。
 
<<<戻る

  イメージ写真 (パネルディスカッションの要旨)

○神山 パネルディスカッションの進行を務めさせていただきます埼車協青年部より日車協連青年部へ幹事として出向させていただいている神山憲秀です。皆様には埼車協の志塾の生みの親といった方が分りやすいかも知れません。
 
<<<戻る

  さて、皆様のお手元に配付させていただいております「ボデーショップレポート2010年6月号」より抜粋した記事の実態調査結果をご覧下さい。保険会社との協定に納得できる47.4%、出来ない52.6%と答えているものの、指数の作業時間が妥当な水準というのが約3割、7割強の方が短すぎると答えています。
前段で色々な検証結果について発表をしていただきました。ここで会場の皆さんに質問をいたします。本日の検証結果の報告、また、実態調査結果の作業時間が指数では短すぎるという結果から、指数についてもっと考え、調査する必要があると感じた方は青い紙を、保険会社の出資する自研センターが作っているのだから、任せておいて問題ないとお考えの方は白い紙を上げて下さい。
白はまったくおりませんね。本日、検証事例を発表していただきましたが、他によく言われているものとして、ヨーロッパアウダの交換指数と、日本の自研センターの交換指数が同じ車種でもヨーロッパの方が高いとか、昨年の京都での研究会で埼玉より発表のあった、塗装指数の根拠となる塗装面積が実車の方が20%〜30%多く計上されていたというのもありました。
昨年、京都で行った日車協連青年部全国研究会で指数について検証を各地で行っていこうという全国の仲間との誓いを受けて検証を行い、発表いただいた府県、地区、ブロックの代表者の皆様に、このパネルディスカッションにもパネリストとしてお世話になります。
それでは、自己紹介をお願いいたします。
 
<<<戻る

  イメージ写真 ○`島 埼玉の青年部会長をしております`島です。よろしくお願いいたします。埼玉では、毎月1回志塾という勉強会を行っています。
今では毎回、大体130名近くの人に集まっていただける勉強会に育って参りました。今日はその志塾の運営をしていただいている役員とともに、参りました。また、埼玉で多くの仲間が待っておりますので、志塾に参加している130名の代弁がしっかりできるように、その役割を務めて参りたいと思います。
 
<<<戻る

  イメージ写真 ○薮本 大阪から参りました守口塗装の薮本です。先程は、かなり緊張しておりまして、このような感じで話せませんでした。  
<<<戻る

  イメージ写真 ○大畑 石川の青年部会長をしております大畑です。先程、塩見部会長より笑いを取れといわれているのですが、笑いを取ろうとすると、皆に引かれてしまうのと、緊張しておりますので、色々とんちんかんなことを言ってしまうかも知れませんが、よろしくお願いいたします。  
<<<戻る

  イメージ写真 ○野田 三重県の青年部会長をしております野田自動車の野田です。今後ともよろしくお願いいたします。  
<<<戻る

  ○塩見 改めて皆さんこんにちは。塩見です。コメンテーターという役をいただいております。頑張ってコメントしたいなと思いますのでよろしくお願いいたします。

○神山 ありがとうございます。それでは、本題に入りたいと思います。「指数ってどうなの!?」って感じですかね。それで、本日の検証結果から、指数に対して現実、実情と合わない。さらに矛盾点があるかな、という感じで、パネリストの皆様からの考えをお聞きしたいと思います。

○`島 埼玉の発表の中にありましたとおり、自研センターは株主である損保の利益を追求する会社である訳ですから、実情に合わないのは当然なのです。ですから、実情に合わないという検証結果が出て当然かな、と思っています。また、大きな問題は、自研センターと損保の息のかかったソフト会社、損調会社を含めて連携して損保の利益を確保するために、損保に取って都合の良い指数というものをこの業界に普及させようという構造があるのならば、実際あるのですけれども、これはやはり大きな問題であると私は思っております。
そして同じ事実があるにも拘らず、我々業界の人間は、皆分かっているにも拘らず、今まで大きな声をしっかり上げて来なかったことと、この業界の抱える体質、ものを言わないという体質に私は大きな原因があるのではないかと思っています。重ねてこの業界は、地域によってかなり知識の差が大きいと思っております。埼玉では、志塾を通して毎月毎月、指数を含めて様々な勉強会を行っております。是非全国でもこの志塾のような青年部独自のものでも構いませんので、勉強会を通じてこの業界の知識のレベルアップを図っていただきたいと思います。この業界が自立を本当に目指すのであれば、勉強はいやだよと言ったのでは、全く話にならないと私は思っております。

○薮本 大体今お話いただいた内容に似たようになってしまうと思いますが、今日ここに参加されている皆さんは、勉強熱心な方なので、指数が少ないという考えをお持ちの方が多いと思います。まだまだ、一言もなにも言わず、保険会社が作った見積を、はい分りましたといっている所が、まだまだあるということが、現実であると思います。
損保は支払い側で、支払いを抑えたいという中で、指数を作っていますから、もっともっと、ここに参加されている人の中だけではなく、皆さん全ての事業者の方が勉強してレベルアップをしていかなければいけないと思います。

○大畑 私も指数を今まで当たり前のように使用しているのですが、石川県の中でも、合う、合わないという意見もありまして、どう対応したらよいか、ということを今日まで思っている訳で、それを踏まえた上で、石川県では12年程前に、自研センターの指数にない1ボックス、4WD、軽バンの車をリストアップしまして、全組合員の協力の下に、パネル面積を計測して自分達の作業に当てはまる先程の話にあったような標準作業を基に、指数作りをした経緯があります。
そのことからも、我々も指数の問題意識を持って指数に向き合わねばならないと思います。

○野田 話がだいぶ飛ぶと思いますが、保険修理の中で、建築屋さんの話なのですが、事故で壁、スレートや鉄板の壁がありますね。それを替えるだけで、皆さんいくら貰えると思いますか。20万らしいのだそうです。保険会社から貰える金額が。全然違うなと、これに似た状況が我々の業界にも諸先輩方のころにあったと思うのです。ある先輩に昔の話を聞かせてもらうと、毎晩、上寿司で宴会をしていた。なおかつ、子供の朝食は、寿司桶の余り。そんな良い時代があったようです。そういう時代がずっと続いて来れば、何も考えずにやって行けたというのは、当然やと思うので、そんな中で、我々業界が日進月歩進んで来た訳で、気付いたら保険会社も利益を追求して当たり前なので、それは締めにかかるのは、当然だと思います。
それで何が言いたいのか。今となったら遅いという部分も出てきていますが、もっと我々が勉強して行動を起こしてちゃんとしていかねばならない、ということであると思います。

○神山 ありがとうございます。今、指数の中に色々矛盾があるよね、という話の中で、我々の勉強不足、行動不足があると、パネリストの皆さんからの意見でしたが、塩見部会長からもコメントをいただきたいと思います。

○塩見 先程の発表の中で、埼玉の原さんが仰っておられましたパソコンの普及によって何気に使ってしまっている指数が現状にあろうかと思います。ここで勉強を熱心にされている方は、標準作業指数というものを一生懸命吟味、勉強をされているのですけれども、実際現場で見積りを作られている我々の元請であるディーラーのフロントマンなんか本当にここまで分かって見積りを作っているのかと、いつも不思議に思っています。野田さんからユニークなお話がありましたけれど、取ったら良いということではないと思います。正しい料金をいただく、と言いますか、請求できる、第1に自動車のユーザーの安全、安心というものが、1番に考えて指数というものを生み出さなければならないというように私は考えております。

○神山 皆さんの話を聞いていると、何のためらいもなく使ってしまっている指数がユーザーさんのための安全、安心にちゃんと繋がっているのか。安全、安心に向けて疑問になっていないのか、というものを持たないといけないな、と感じた次第です。その中で、本日、愛知の皆さんに指数の歴史について紐解いていただきましたが、我々、この時点で過去を知ることが必要であっても、それに対して批判するつもりは、ここにいらしている方はないと思うのですが、これから先、我々がどうするのか、というがこの勉強会であり、方針が確認できればと思います。
それでは、今後、ユーザーの安全、安心に向けて、どのようにして指数を適正なものにしていけば良いのか、ということをパネリストの皆さんにお伺いしたいと思います。

○野田 団体交渉が禁止されているということになっていると思いますが、実際、我々団体が力でねじ伏せられていると思うのですね。本当に先程、皆さんと話をしていて、私達も団体の力で、力を持って交渉に臨まなくてはならない、ということやと思うのですね。それで、皆さん京都からずっと1年間色々なところで検証や活動が行われ、その積み重ねが今後の、力となって、どんどん全国で力を結束して参りたいと思っています。

○大畑 最近の車の構造や材質等が大きく変わって来ておりますし、我々車体整備業者も変化に対して、先程言うように、お客様の安全、安心に対し、努力を惜しまず、日々勉強しなければならないと思いますが、その変化に対応するために、設備投資や社員教育が大変重要になって来ると思います。そのような新しい設備に応じた指数作りや、材料が高く、技術力の伴う作業には、我々の業界もこれに対応した指数を作製する必要があるのではないかと思います。
まあ、指数を作るには、いろいろなデーターが必要になって来ると思いますが、今日、このような勉強会のように、これからも全国的に協力し合ってデーターを今後、自研センターに持って行って、やはり安全、安心を守るための作業指数を自研センター等に訴えてデーターを提出していくような仕組みを作らないといけないなと思います。

○薮本 先程も見積の提供に関して、損保の作った見積書しか提供しないという話をしましたが、損保としては、それが狙いと言いますか、そのような事業者は、そのままずっと流したいというのではないかな、と思うのです。安全、安心は当然守らなければいけない中で、じゃあ、少ない時間の中で、作業しなければいけないのかと、当然それには限界もあると思いますが、リペアテックさんが出版しています、見積のアンケート調査があると思います。それを見させてもらった中で、私自身が感じることは、本当に回答しているボデーショップの皆さんが、本当に見積のことを理解してこういう回答をしているのか。損保のアジャスターに対しても分かって回答しているのか、疑問に思うところがありますので、やはりこういった見積の基本的なところを我々自身がよく理解し、指数も大事ですが、指数以外の部分をどうやって請求するのかが、私自身は重要であると考えています。

○`島 本日のテーマであります指数についてもう一度考えよう、私は先ずこれを実践すべきであると思います。先ず指数や自研センターについてしっかり研究をして勉強し、そして業界として結束して声を上げることが、私は必要であると思っています。そのためには、業界の意識改革がどうしても必要になって来るのです。例えば、この中にも簡単だから、保険会社に通り易いから指数を使ってしまうとか、後は、例えば従業員が汗水流して働いて、頭から爪の先までパテ粉だらけになって3時間かけてようやく仕上げた仕事に対して、保険会社さんと協定しずらいからと、指数からはみ出るから2時間で安売りして協定してしまう。その代償を従業員の給料を安くすることで払っているような経営者がいたり、指数通りの協定することによって、もしかしたら損保の指定工場になれるかも知れない、という甘い考えで安易に指数を使っている方々も、もしかしたらこの中にもいるのではないかと、私は思っております。これは経営者の怠慢だと思っています。我々が真に自立した業界になるためには、自分達の料金は自分達で決める。自分達の仕事は自分達で取る。自分達の業界は自分達で守るというこのようなメッセージを様々な勉強会を通じて私達は次の若い世代に伝えていかなければならないと思っておりますし、それができるのは、親会ではなく、青年部だと私は思っております。

○神山 会場の皆さんにも同じ質問をしたいと思います。ユーザーの皆さんの安全、安心に向けて今後、どのようにして指数を適正なものするのか、パネリストの皆さんから、全国の結束をしっかりすべきだ。また、設備投資、社員教育に向けて、こちらの業界が指数を作っても良いだろう。若しくは、見積そのものを理解すべきである。もっともっと我々自身の改革が先ず必要なのだというような意見が出ました。他にこんなのがあるという方は挙手をお願いします。皆の前で発表していただければと思いますが。
 
<<<戻る

  イメージ写真 ○梅村 札幌から参りました梅村です。私が考えるには、しっかりと検証すること、皆さんが昨年から検証した結果、自研センターが作ったもので良いのなら、そのまま使えば良いと思う。作業検証した結果おかしいと今、気付きだしていますから、やはり、今お話があったとおり、自分達で作ろうということだろうと思います。それは可能であると思っています。  
<<<戻る

  できないと思って取組めば、当然できる可能性も低いでしょう。けれども、去年クォーターパネルとかヴィッツの研究をしていましたし、今年も板金とかマスキングとか研究されていますから、それの集大成を作ればできないわけはない。このように私は考えています。検証は大事であると思います。

○神山 ここで塩見会長からこの点についてコメントをいただきたいと思います。

○塩見 自研センターとの懇談会に青年部の代表として出席させていただいた。こういったことは、これまで初めてだと思います。これからこの場を大いに生かしたいと思っております。皆さんが今日、検証の発表をしていただきまして、皆さんの力を合せてこういう活動をやりたい。この話を自研センターに持っていく、それを指数に反映していただけるように、継続した会議を進めていく、このように思っています。

○神山 会場の皆さんの中で、自研センターにこんな意見をぶつけてほしいというものがあれば、挙手をお願いします。

 
<<<戻る

  イメージ写真 ○川上 熊本から参りました川上と言います。この前の熊本の研究会の後、日本硝子協会の役員と話をした時に、硝子屋さんは自分達独自の指数を全国のデーターを基に作ったそうです。今、実際に保険会社に対する硝子の料金をこの指数を使って出しているそうです。アウダーで出した数字と硝子屋さんと差があった場合、保険会社が硝子屋さんに連絡を取ったら、その硝子屋さんの料金が通るそうです。  
<<<戻る

  実際、私達はアウダーを使っているのですが、私達が硝子屋さんのとは違うといったら、これは通らない。車体整備業もデーターを寄せて指数を作ったらどうか、という話はありました。そういったことから、1人ではなかなか出来ないのですけれども、全国皆で1パネル、1作業に対する指数の検証をデーター化していく方法があるのではないか、という話がありました。

○神山 それではここで意見交換会に向けて参議院議員の西田実仁先生の色々な働きかけによって、この大きな1歩になったと思いますし、また、6月に開催された日車協連の青年部会の総会においてご講演いただいた衆議院議員の平将明の両先生から皆さんにビデオメッセージが届いておりますので、ご披露いたしたいと思います。
 
<<<戻る

  ○西田先生 こんにちは、参議院議員の西田実仁でございます。本日は全国青年部研究会において指数の勉強をなさっておられるということで、恐縮でございますが、ビデオにてメッセージを送らせていただきます。
先の参議院選挙におきましては、埼玉県選挙区に挑戦しました私、西田実仁に対しまして、全国の青年部の皆さんに大変なお力をいただき、おかげさまで勝利することができ、大変お世話になりました。ありがとうございました。
また、本日はこうして全国からお集まりいただきました皆様と、塩見会長の下で作業指数について勉強なされているということをお聞きしました。今、大きく業界を取り巻く環境が変わっているという中で、私は皆様方にご恩返しをする仕事をしていきたいと、車の安全、安心というところを皆様の力で確保していただいて、その仕事がやり易くなるように、まだまだ解決しなければならない仕事がたくさんあります。私も皆様と連携をして、力を合せて実現に向けてしっかりと仕事をしていきますので、これからもご指導していただくよう伏してお願い申し上げます。
皆様方の会社が、皆様方のこれからの人生が大きく発展いたしますことをご祈念申し上げまして私のメッセージとさせていただきます。
 
<<<戻る

  ○平先生 日車協連青年部全国研究会の皆さん、衆議院議員の平将明です。皆様方が様々な勉強をされ、議論されるのだと思います。私も中小企業の経営者をやっておりました。企業が存続すること、経営を続けることが、どれだけ大変であるかということは、私自身もよく理解しているつもりであります。その上で、私共中小企業は頑張らなければならない。そのベースとして今回の議論があり、また、業界の抱える様々な問題があることと思います。
私も中小企業の経営者が、政治家になって感じたことは、色々な業界毎に、様々なせめぎ合いがありますが、主張をしない利益は守られないということ、これが政治の理論であると。
正に、本日議論され、様々な結論が出ると思います。その際に、その議論が出ただけでなくて、実現に向けて皆さんが行動を起こしていくことが、何よりも大事であると思いますし、私も皆さんと一緒にその活動をサポートしていきたいと思います。
皆さんのますますの発展をお祈りしまして、衆議院議員平将明のご挨拶とさせていただきます。


○神山 両先生から、大きな勇気をいただけるメッセージをいただきました。塩見会長にメッセージを踏まえての感想をいただきたいと思います。

○塩見 西田先生のおかげで、今回の意見交換会ということに繋がっておりまして、そして何故、平先生を今回の総会にお呼びしたかといいますと、今後、今回色々な形で相談、実際に今までも何度も西田先生と平先生にお会いしに行き、我々が今直面している問題にどのような形で、どのような方法で進めれば良いのか、色々な方面からご相談をして、明確なアドバイスをいただいているのも事実であります。
萩原前会長の際に弁護士の清水先生を招いた勉強会を皆さんも覚えていらっしゃると思いますが、そこにも錚々たる講師にお願いした経緯もございまして、私たちの業界をよくよく存じていただいております。ここにも色々な形で、ご相談に伺うことが可能になっております。
我々はこういう方々の力を借りてご相談をしながら、今直面していることを解決していこうと、このように考えております。こうしたお言葉のように思っていただいていることは、心強い限りでございまして、私達もそれに背かないように努力しなければと思っております。

 
<<<戻る

  ○神山 ここで会場の皆さんに最後の質問をさせていただきます。
今日1日の様々な事例発表と、このパネルディスカッションにおいて、我々の使っているこの指数は、本来あるべきものに我々の手でしていくべきだと考えた方は青い紙を、やる必要がないという方は、白い紙を上げていただきたい。
 
<<<戻る

  イメージ写真 全員が青い紙を上げていただきました。
全国から集まった会場の皆さんが我々の手で、指数を本来あるべきものに、また、説明出来るものに、ユーザーの安全、安心に向けてという覚悟が伝わっていると思います。
ここでこの結果を見て、塩見会長にコメントをいただきたいと思います。
 
<<<戻る

  ○塩見 青い紙の通り、皆さんの見解が一致して、私たちの進むべき道が見えたと確信しております。

○神山 皆さんのこの想いを受けて、塩見会長に声明文を発表いただきたいと思います。

○塩見 日車協青年部、名古屋声明、我々に日車協青年部は、全ての自動車ユーザーの安全、安心を担保する責任ある技術の提供を行うにあたり、全会員一丸となり適正な指数の構築に向けて取組んでゆくことを此処に誓う。

○神山 全会一致で名古屋声明文が採択されました。日車協青年部の大きな柱にこの名古屋の地からしていきたいと考えております。
本日は皆さんありがとうございました。これをもちましてパネルディスカッションを終了させていただきます。


5)講評 中橋清浩 様
 
<<<戻る

  イメージ写真 (講評の要旨)

こんにちは、昨日は富山県に行って参りまして、いささか疲れております。特に昨日行った富山車協は、ご年配の方々が多くて元気を吸い取られてしまいました。今日は、ぱっと見ますと、この業界にもこんなに若い方々がいらっしゃるのだなと、心強く思っております。丁度20年前なのですけれども、走馬灯のごとく色々なことがあったことを思い出しました。
 
<<<戻る

  先ず、指数のことは名古屋からスタートしたのですが、皆様方も今日、一生懸命やっていらっしゃいますけれども、体を壊さぬようお願いしたいと思っております。私も丁度、平成元年から修理料金委員会という委員会が大阪にできまして、中橋さん、委員長になってもらいたいということだったのですけれども、私は当時、ディーラーの仕事をやっておりましたので、ディーラーの料金表というのがありまして、指数については一切関係ないのですよ、と言いますと、中橋さん、あなたは自分さえ良ければ良いのかと、まあこう言われたら、放っておくわけにもいきませんので、分りました、協力します。相手は保険会社ですから、素人ですから、こういうことですよね、といって技術的なことを教えてあげれば、まあ、1年もあれば、解決するなとこのように思っておったのですが、なんのなんの、向うも全て分かってのことですから、1年どころか、10年かかりました。そして病で倒れました。私が、病気になったのが51歳でございますから、そこから9年引きますと、日々損保とわいわいやってからですね、9年ですから、今、一生懸命やっていらっしゃる方々、あと9年の命でございます。
そうですね、時代が変わって来ておりますが、また20年後も同じことをやっているのではないかと、このように思います。しかし、20年前は、日車協を代表いたしまして東京と大阪でやっていたわけでございますが、1番進んでいたのは愛知県であります。そこで私が提案をいたしまして、損保さんと東名大の3者と協議をしようと、まあ、こうして始めたわけであります。そして、名古屋の方々と大名会というのを作りまして、後の全車研、全国車体整備研究会という組織になったわけでございますけれども、やはり相手は保険会社でございますから、当然、先ほどの話、当たり前のことでございます。
それに対してどうのこうのというのは、相手は不利益になることでございますからですね、こういう大っぴらなところで、声高々とはりあげていらっしゃる方々、一寸聞いてみて下さい。昨日、富山県に行ったのですけれども、ここに非常に保険会社に詳しい方がおられて、その方に中橋さん、いい加減にしないと、本当に会社を潰されるぞと、私のことを心配してくれました。しかし、若い時には、それはいけない、正しい物は正しい、間違っている物は間違っていると言わねばいけないということでやって来たのですけれども、10年ずっとやって来ると分って来ます。世の中正しい、間違っているでは決まりません。全て力関係で決まるのですね。
ですから、こんな腰を折るような話をしてしまいまして、しかし、事実なのですよ。
私が最初に会った時には、損保業界というのは、大蔵の庇護の下で、自由化になっていませんでしたから、いくら保険料がかかる。保険金がこれだけ、経費がこれだけですから、それに対しまして保険料金というのが決まっていたわけです。しかし、自由化になって来ますと、アメリカの保険会社が来るわけですね。今までは大蔵の庇護の下でよかったのですけれども、その庇護が外れますと、当然損害率、経費がアメリカの保険会社と全然違います。アメリカですと、よくて85%まで損害率がいくのですね。後は経費15%でやっていくのです。殆どのところは、15%では経費が賄えない。そこでどうするのか。向こうの保険会社が強いのは、保険は金を集める手段で、その運用益でその利益を出すのですね。日本の場合は保険会社にそんな力がない。頭がないのですね。金儲けの頭が。ですから、50%の損害率、60%の損害率でこうなるのです。後40%、50%の経費でやっていくわけですから、当然、自由化になりますと、向こうの保険会社の方が強い。これ、仕方がないのですね。そこをどうするのかと言いますと、やはり、損害率を抑えるために損保が逆算するのですよ。そこから、逆算それも当たり前です。今日の目的で指数を作るのだ。私達もやりました。 そこでどうなりましたか。無理なのですよ。力が強すぎます。ですから、うまく儲けてもらいたいですね。そうだこうだと言ってですね、こっそりうちだけは保険会社さん、この料金でやりますからと言ったら、儲かりますよ。だめですか。
私も指数にはあまり興味はなかったのです。指数の問題が出てきた時に、皆ピンと来ないのですね。リペアテックの井上社長のところに相談に行きまして、そしたら、井上さんが中橋さん、まだまだこの業界はそんな認識はない。草の根運動をせねばいかん。それで、全国を回って、自費で回りました。最初の1年間はざっと1千万ちょっと金を使いました。しかし、それから、皆さんに喜んでいただきまして、ありがとうございますと最初3万円貰いました。それから、10万円、30万円、次50万円、1ステージ50万円。毎週末やるのですよ。1千万円どころちゃいますよ。これが喜んでいただけるということなのですね。
皆様方に商売の秘訣を教えます。今日の話でございますが、これだけ貰わなければいけないというのは、自分達の勝手ですから、支払うのは向こうです。当時、損保協会の方に、我々はこの指数は間違っている、こっちで作ると言うと、どうぞ作って下さい。買うか、買わないかはこっちで決めます。これ、仕方がないのですよ。ですから、保険会社の仕事はいらないよと、バーンと蹴るような、それでもお客様がやって下さいと言えるくらいになりたいですね。違います。
そうしようとしたら、自分達に余程力がないとできないですよ。保険会社のDRPなんかをやっていては仕方ないでしょ。お客様は保険会社ですから。そのお客様に対して、何と皆様方は酷なことを言うのですか。びっくりしますね。先程の議員さんですか。弁護士さんも一緒ですよ。弁護士も保険会社の仕事をやっているところが殆どですから、余程保険会社の仕事はいらないよ、って言えるる弁護士さんは力がある弁護士であります。
さて、皆さん分りますよね。だったら、保険会社の仕事をやるしかない。商売を始めて間のない方、そして能力のない方、もう年行って仕事の入って来ない方、こういう方ですから、日本の弁護士会の決めた報酬の3分の1の報酬で安い仕事をやっているのですよ。それでも、能力がなければ仕方がないですから、損保の決めた料金でやらなければならない。能力のない会社はですね、どしどし保険会社の仕事をやれば良いのですよ、違います。全て力関係で決まるということですね。分かっていただきたい。
ちょっと、今日のこのグラフ有りますね。気になるのは6番目ですね。料金が納得していて作業時間が少なすぎるというのがあるのですけれど、小さな会社で自分が現場をやっている方は時間が合わないというのですが、そこそこの会社になりますと、フロントと現場が分かれています。そしたら、現場の経験のない方がこれを書きますと、十分できますよ、という答えになるのです。自分がやってないですから。これ、必ず現場の経験がある人に書いてもらった方が良いのではないかとコメントします。
20年前はですね、大阪の方で一生懸命やりました。思い出しますと、年行った方々は、今日の話のような、そんな良い話は、私達よりもっと先ですから、そんな良い思いはしておりませんけれども、そしたら中橋さん、誰か若い子おらんかなって言うのですよ。息子さんが大学を卒業されるでしょうが、と言うと、中橋さん、うちの息子だけは絶対この仕事はさせないって言うのですね。自分の息子を庇うのは結構ですが、他所の息子ならどうでも良いのか。そんな業界ではだめですよ、自分の息子が東京海上や住友銀行に入る、何を言っているのか、そんな馬鹿な仕事をしたらいかん。私の仕事を継ぎなさい。そのように親が子供に自信を持って言えるような業界にしましょうよとずっとやって来て、時代が変わって、この業界を子供に継がす親は、子供のことを考えておらん、いや、大田さんのところのお父さんは違いますよ。ですから、この業界に入ってよかったなと言ってもらえるように、是非なっていただきたいと思います。
そして、今日のような話、指数がどうの、こうのといって、私は思うのですが、知った方が幸せなのか、知らなかった方がよかったのか、分りませんですね。料金というのはですね、正しい、間違っている、先ほど誰ですか、欧州アウダテックスなんて余計なことを言った人がおりますね。あまり知らん方が良いです。私が以前昔、アメリカにミッチェルってあるのですね。そして日本ペイントのナックという別会社があるのですね。それは何故そこに入ったかというと、サンディエゴにあるのです。そしたら、ミッチェルの本社がサンディエゴなのですね。そこに行くたびに、スーツケースに入れて持って帰るのですよ。そしてチェックするのですね。そしたら、共通点があるのです。昔リペアテックの見積りガイドってあったのですが、あれ、全てミッチェルなのですよ。ミッチェルにも基表ってあるのですね。私はさんざん調べましたから、トヨタのマークU、名前は違いますがクレシーダ、日産マキシマというのもずっとやりました。そして次に今度はレクサスが出たのですね。向こうではレクサス、日本ではセルシオって車が出たのですね。同じなのですよね、マークだけちょっと違いますが、そしたら、自研センターが指数を作るのが追いつかなかったのですね。しかし、半年もしないうちピーッと出して来ました。そしたら、向こうのレクサスの掛ける2分の1でピシッと来ますから。本当なのですよ。馬鹿にしていますね。
先程の、ですから、料金というのは、あまり大勢でしたらいかんですよ。私が1番最初に日車協の会議に行った時に、損保協会で自研センターと向こうの方が言うのですよ。中橋さんのところの料金が倍であろうと、一切関係ない。しかし、うちらが困るのは、中橋さんが全国を回って寝ている子を起こすでしょ。それが1番困るのです、と言うのですね。ですから、そっとしておいて、中橋さんの所はあんじょうしますからと言うので、グラグラ来るのですね。しかし、行ったら行ったで中橋さん、あなた保険会社の言うことを納得して帰って来たのか。もう1度東京に行って来いって言われるのですね。
そうしたら、いつも新幹線の中で、愛知の方と保険会社からけちょんぱんに言われて、新幹線で缶ビールと弁当を食べることが楽しみだったのですよ。そしたら、家に帰っても分ります。まだ当時、子供も小さかったので、うちの子供が、またお父さん保険会社にけちょんぱんにやられて来たなと、大体分るのです。そして、子供にしっかり勉強しろよ、勉強しないと良い暮らしが出来ないよ。そしたら、勉強しなくても良いもの、勉強しなくても中橋鈑金に入るから。なにを言う、中橋鈑金にも3人おったら1人しか入られへんでと言うと、もうええ、安田火災に入って中橋鈑金潰しにかかったる、って言うのですね。良く私の話を聞いているのですよ。
正しい、間違っているということで料金は決まらないのです。要は力関係。私達が20年前に動きをする前に、岡山県というのがあるのですが、その当時、そこは自分達だけでビシッとやっていたのですね。そして大阪の料金を馬鹿にするのです。レバーレートを、それを私が大っぴらにしたから、可愛そうなことをしました。あそこは保険会社からけちょんぱんにやられましたですね。かつてアメリカのサンフランシスコで仕事をしておりまして、そしたら、全国の料金うち、大都市の方が高くなければいけないのですね。ロサンゼルス、ロサンゼルスは駄目。その点サンフランシスコです。サンフランシスコはビシッと組合がしっかりしているので、全米で圧倒的にレバーレートが高いのです。テキサスなんか行ったら、3分の1ですから、その点サンフランシスコは小さな町ですから、新規参入を組合がビシッと抑えていますから。ロサンゼルスなんか自由競争で値段が下がるのですって、そんなものなのです。
ですから、料金というのは、正しい、間違っているというのでは決まらない。全てが力関係でございますから、それを踏まえてやれば、損保の力をうまく利用して金儲けができますから。ここだけの話で儲けて下さい。それだけでは知れていますから。それが全国に回りますと、保険会社も黙っていないと思います。
所定の時間が参りましたので、終了いたします。どうもありがとうございました。
 
<<<戻る

  6)報告事項 「ホームページのリニューアルについて

須賀幹事より本日13日付で青年部会のホームページがリニューアルオープンしたとの報告があった後、製作会社の潟潟Tイズの担当者より内容について詳細説明があった。

7)閉会挨拶 芝副部会長が以下のように挨拶した。
 
<<<戻る

   (挨拶の要旨)

   長時間に亘り指数について勉強して参りました。開催に当りまして地元愛知県の大田部会長始め、部会員の皆様方のご協力により、このような盛大な勉強会が開催出来ましたことを嬉しく思います。
  中橋さんの話も色々聞きたかったのですが、このまま何もしなくて衰退の道を辿るのか、指数について一生懸命勉強して病気になるのか、どちらにしても良いことはないようです。各地区において、1人1人が指数について知識を広めていただければと思います。
 
<<<戻る

 

お客様の声・作業レポート

ショップブログ

キーワード検索

気になる言葉で検索



 

会員様専用ページ

 ログインID
 パスワード
   

 

●●●●●●●●●●●●

フリースペース

フリースペース

フリースペース

フリースペース

フリースペース

フリースペース

フリースペース

フリースペース

フリースペース

フリースペース