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  青年部会だより
  
 ● 青年部会だより第16号 ●
 
  欧州・オランダの自動車車体整備業界の視察見学報告  
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  1.目 的 

欧州の自動車車体整備業の青年経営者との交流の機会を設け、事業経営についての意見交換を実施するため、オランダに所在する自動車車体整備業の国際団体であるA・I・R・Cの事務局(オランダ車体協が兼務)の他、関係先を訪問した。

2.訪問日程 

平成18年3月29日〜30日の2日間に亘り関係先の視察見学を行った。

3.視察見学先

1)A・I・R・C(自動車車体整備業の国際団体)事務局(オランダ車体協事務局)
2)V・O・C(車体整備技術者の教育施設)
3)T・O・F(オランダの青年部会)部会長の事業所
4)「ユーローギャラント」(A・I・R・Cが実施している優良事業者制度)加盟事業者
5)R・D・W(自動車検査場)

4.参加者

内山和則(部会長)・萩原敦(副部会長)・塩見淳(監事)・秋月史成(幹事)・芝幸宏(幹事)・今江肇(京都府部会員)・事務局新井

5.視察見学報告

1)A・I・R・C事務局(オランダ車体協事務局)

@オランダの自動車車体整備業を取り巻く環境・どのような変化が起きているのか

近年、オランダにおける自動車車体整備業を取り巻く環境の変化として、自動車の技術革新、複雑化する損傷修理、自動車の電子制御化の進展、テレメトリックの応用、道路設備の変化、市場の縮小、増加する全損事故車、事業者の過剰能力、顧客の変化及び若者の労働力の確保などが挙げられる。
このことは、多様性への対応が必要になっている。
ヨーロッパ委員会の白書に2010年を目途に死亡交通事故を現在より50%削減するという目標が掲げられており、自動車の安全性を向上させるため、エアバッグ、ABS、ESPなどの安全装置の装着が進められている。
これらの安全装置は、従来の機械的に制御される機器から電子制御される機器にシフトされており、その割合は、1975年には、90%機械的なものであったが、2000年には、76%になり、2010年には、55%になるであろうと予測される。
道路設備に関しては、日本におけるITSのような整備が進展されている。

A市場の変化

オランダでは、税制の変化によりフリートユース(法人のリース車両)の減少や事故車の全損処理の増加などの要因から、事故車の自動車車体整備工場への入庫が減少している。
それは、自動車車体整備工場に取って余剰の能力を抱えるとともに、保険会社を含めた顧客からの整備料金の値下げの要求が高まっている。
さらに経営者の高齢化と若者の労働力の確保などの問題によって、今後、自動車車体整備事業者の数を減少させると予測される。

B自動車の構造の変化

新材料の採用、新修理技術(溶接技術、作業設備機器)軽量化技術、高度化する電子制御技術などの自動車の構造の変化が起きている。
今後2年間で市場規模の縮小と自動車の構造の変化に対応することができないなどの要因から、事業の継続が難しくなる自動車車体整備業者が現れるであろう。

Cオランダ車体協の概要

オランダの車体協は、1936年に自動車車体整備事業者の利益の擁護、広報宣伝、技術の教育、行政庁との対応などの事業を実施するために設立されたオランダで唯一の自動車車体整備事業者の団体である。
主な事業として国の労働協約(業種別・職能別の最低賃金を国が定めている。)への対応、技術情報等の情報提供、自動車車体整備技術を向上するための教育研修及び「ユーローギャラント」の運営を行っている。
オランダでは、環境規制が厳しく、2002年から揮発性有機化合物(VOC)の排出規制が強化されたため、99%の事業者が水性の塗料を使用している。この規制は2007年には、ヨーロッパ全域で立法される見通しである。

D自動車車体整備技術向上への取り組み

近年の自動車の構造の変化に対応するため、オランダ車体協の全所属員を対象にアンケート調査を実施するとともに、専門家の意見を聴取し、現状を分析した結果、将来あるべき業界の姿を掲げ、なすべき教育訓練について検討した。
それは、高張力鋼板、アルミニウム・マグネシウム、サンドイッチ鋼板などの新材料、衝突安全ボデー構造への教育訓練をすべきであるとの結果になった。
加えて安全装置、電子制御サスペンション、ブレーキ装置、ダイアグノシスなどの電子装置への教育訓練の要望も挙げられた。

Eオランダ車体協の役割

健全な自動車車体整備市場を維持するため、経営情報の提供やV・O・C(車体整備技術者の研修施設)と提携した教育・講習の強化を図り、経営環境の変化に自動車車体整備事業者が対応できるように助言する。
自動車車体整備事業を経営するため、必要とされるものは、経営者の経営理念に基づく人材、教育知識、機械設備への投資である。


Fオランダの市場

年間の平均データ

@雇用規模
A総売上高(ユーロ)
B総売上高対純利益率

@0〜4人
A576,000
B0.8%

@5〜14人
A996,000
B1.2%

@15人以上
A2,000,000
B3.0%

技術者の給与
給与額(ユーロ)税・社会保険料込みの総額

板金技術者
45,500

塗装技術者
47,000

部品の販売利益率 20〜30%

G主なヨーロッパ諸国の指標

国 名
@イギリス
Aドイツ
Bフランス
Cオランダ
Dベルギー
Eスイス
Fイタリア

乗用車の保有台数(台)
@2千8百万
A5千万
B3千万
C7百10万
D4百80万
E340万
F3千4百万

自動車車体整備事業者数(社)
@6,800
A4,500
B9,500
C2,100
D1,300
E2,400
F16,000

うち車体協所属事業者数(社)
@670
A2,100
B1,120
C1,500
D780
E1,100
F4,000

1台当たりの平均修理費(ユーロ)
@1,550
A3,000
B1,150
C1,300
D1,340
E2,700
F1,500

修理費の内訳(%)

技術料
@44
A60
B40
C57
D51
E−
F35

部品費
@43
A35
B52
C36
D40
E−
F55

塗装材料費
@13
A5
B8
C7
D7
E−
F10

その他
@−
A−
B−
C−
D2
E−
F−

平均レバーレート(ユーロ)
@35
A72
B31
C58
D40
E78
F28

入庫台数総数のうちDRPによる入庫の割合 
ドイツ   7%
オランダ 50%
イギリス 90%
 
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  A・I・R・C事務局(オランダ車体協・FOCWA事務局)  
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  A・I・R・C事務局(オランダ車体協事務局)における意見交換  
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  A・I・R・C事務局(オランダ車体協事務局)における意見交換  
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  2)V・O・C(車体整備技術者の教育施設)

@V・O・Cの概要

V・O・Cは、自動車車体整備業に従事する技術要員を教育、養成する施設です。
養成施設は、オランダ国内に7つあり、教育プログラムに従って技術者の養成と技術者に対する新技術の講習を行っています。
オランダの初等教育は、4歳から始まり12歳で卒業する。その後、進学コースと職業教育を受けるコースに別れ、V・O・Cは国の認定を受けた職業教育施設である。

A専門技術教育

教育講習の修了者を対象に技能資格の認定を行います。認定をされた者は、その技能の技術者として社会的に認められる。
その他、教育課程の改良、自動車車体整備品質の向上のための技術講習及び就業しながら通学する人への技術教育を行っている。
さらに技術者の意見を聴取し、修理技術の改良を行っている。
技能の優秀な者は、2007年に静岡県で開催予定の技能五輪国際大会に派遣する予定であるとのこと。

B教育戦略

自動車車体整備市場に合った技術教育の実施、技術の発展にリンクした教育、若い人材を確保するための広報活動及びオランダの車体協と協力した技術教育を教育戦略としている。
今後は、若年者の労働力が減少することが予測されていることから、自動車車体整備技術者を募集するための広報活動をオランダ車体協と連携して実施する。

C2005年の実績

受講の修了者は、1,800名、延べ講習日数3,500日、延べ技術講習日数6,100日及びV・O・Cには、60名の職員(講師を含む)が従事している。
収入は、国からの補助金の他、受講料収入2,200,000ユーロ、資格試験収入600,000ユーロ、新技術講習受講料収入11,000,000ユーロである。
また、資格試験の合格率は、80%である。
 
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  V・O・C(車体整備技術者の教育施設)  
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  V・O・C(車体整備技術者の教育施設)  
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  V・O・C(車体整備技術者の教育施設)  
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  3)T・O・F(オランダの青年部会)部会長の事業所

T・O・F(オランダの青年部会)部会長であるアーウィン・デ・グルート部会長の事業所を訪問して意見交換を実施した。
T・O・F(オランダの青年部会)は、オランダ車体協の若手の経営者と親から事業を継承しようとしている若者(65人)で構成されており、事業経営及び事業継承についての意見交換や他国の業界の視察見学等を実施している。オランダでは、事業の経営権を譲渡する場合には、親子の関係であっても親から息子が経営権を購入しなければならない。親は息子に事業を譲渡した資金を年金にプラスして老後の資金に充てているため、親子といっても事業を継承するためには、息子は、営業権を譲り受けるための資金を用意する必要があるとのことです。
グルート社は9名の従業員を擁する中規模の事業者で、A・I・R・Cの「ユーローギャラント」加盟事業者であり、保険会社からDRPの指定を受けている。
見積りは、アウダテックスの見積りシステムを採用し、レバーレートは、62ユーロである。
 
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  グルート部会長の事業場  
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  グルート部会長の事業場・事務所
壁にVOCの認定証を掲示
 
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  グルート部会長の事業場・板金作業場  
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  4)「ユーローギャラント」(A・I・R・Cが実施している優良事業者の認定制度)加盟事業者

A・I・R・Cの「ユーローギャラント」事業者を3社訪問するとともに、塗料メーカー(デュポン・ユーロ)のピエール・ボーガー・マーケティング、サービス部長と事業経営について意見交換を行った。
オランダにおいては、自動車車体整備事業を経営するためには、行政庁より事業の営業許可を受けなければならない。その要件として工場の設置場所、環境、経営計画などの事業計画を提出して許可を受けねばならず。定期的に行政庁の立ち入り検査がある。
ピエール・ボーガー部長の話では、環境規制の強化、DRP主導の入庫、自動車車体整備需要が減少傾向にあるなかで、殊に環境規制に対応できない事業者が淘汰され、大規模事業者に集約されている傾向が見られるとのことである。

@pijnaker(ピンナカー)

4人兄弟で経営している事業所で、社長は2代目。
1950年の創業で要員数は、32名である。
自動車販売店からの入庫は、15〜20%レスである。
保険のDRP工場。
 
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  pijnaker(ピンナカー)  
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  pijnaker(ピンナカー)事務所  
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  pijnaker(ピンナカー)作業場  
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  Abiemond(ビエモンド)

メルセデスベンツのディーラー内製工場で、メルセデスベンツの乗用車、商用車のディーラー、の他にガソリンスタンドを経営している。
自動車車体整備工場の要員数は、10名である。
保険のDRP工場。一般整備工場は車検整備の指定工場。
 
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  biemond(ビエモンド)自動車車体整備工場
オランダ車体協(FOCWA)の看板を掲示
 
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  biemond(ビエモンド)作業場・フレーム修正機  
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  biemond(ビエモンド)作業場・塗装ブース  
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  Bvoortman(ヴォートマン)

大型商用車の専門工場。
要員数は、22名である。
 
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  voortman(ヴォートマン)  
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  voortman(ヴォートマン)作業場
大型車用のフレーム修正機を設置
 
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  voortman(ヴォートマン)作業場・塗装ブース  
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  5)R・D・W(自動車検査場)

R・D・Wは、水路管理、運輸交通に関する行政庁の道路交通を所管している部門であり、自動車の型式認定、自動車の登録情報の管理及び自動車の検査などを担当している。
オランダ国内には、R・D・Wの自動車検査場が16ヵ所あって、新規登録の検査、車検(継続検査)、事故破損車両の修理後の検査、民間の検査場(日本の指定工場)の監査などを実施している。
オランダの乗用車の車検は、新車の登録後3年目、その後毎年実施されており、車検場の検査機器は、サイドスリップテスタ、ブレーキテスタ、スピードメータテスタ、排気ガステスタ、及びヘッドライトテスタ等である。
事故破損車両の修理後の検査は、自動車の安全性を確保するために1986年から実施され、この検査は、事故現場において警察官が自走不可能と判断した車両のナンバープレートと車検証をユーザーから取上げてR・D・Wに送り、修復が可能と判断された後、自動車車体整備業者で修理を行い、修理後R・D・Wの検査場で検査を実施し、合格するとナンバープレートと車検証がユーザーに戻される。
事故破損車両の検査料は、65ユーロでユーザーが負担する。自動車保険にこの検査料を担保する特約があり、付保されておれば、保険により検査料が支払われる。
検査の項目は、車台番号の確認とホイールアライメントの検査が主体である。
オランダでは、登録から廃車まで車体番号で所有者、保険の付保、検査の受検歴等の情報管理がなされており、中古車を購入する場合、R・D・Wに車体番号を照会することで、それらの情報(ユーザーの個人情報を除く)を入手することができる。
 
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  R・D・W(自動車検査場)  
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  R・D・W(自動車検査場)検査コース  
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  R・D・W(自動車検査場)検査コース  
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  (参 考)
「A・I・R・C」
A・I・R・Cという名前は、Assosiation(協会)Internationale(国際的な)des Reparateurs en Carrosserie(自動車車体整備業者)の略称です。
A・I・R・Cは、グローバルな自動車車体整備事業者の組織として1970年に設立された。
それは、世界14ヶ国の自動車車体整備事業者の団体で組織されており、所属する事業者の数は、50,000社を超えている。

主な活動
・自動車車体整備事業者の健全な発展への貢献。
・自動車車体整備事業者のための国際的な広報活動。
・自動車車体整備事業者のための国際的な政治的ロビー活動。
・自動車車体整備事業者の国際的な交流。

歴 史
A・I・R・Cは、1970年にベルギー、(西)ドイツ、フランス、オランダ、スイスの各国の車体協により設立された。それは、1960年代の世界的な自動車の保有台数の急増に歩調を合わせたものであった。それ以前は、各国独自で活動していた車体協が新たに国際的な組織の設立の気運が生じたことによりました。

ヨーロッパ諸国の経済的な統合(EUの統合)に伴い、各国間の交流が増加した結果、A・I・R・Cが設立されました。その後、数年に亘ってA・I・R・Cに加入する組織が増加し、ヨーロッパ諸国の組織から、世界的な組織に発展しました。その第一歩は、アメリカと日本の車体協の加入でした。長年A・I・R・Cは、ヨーロッパ地域の組織なのか、世界的な組織なのか議論が続きました。その結果、2001年にヨーロッパ以外の組織とヨーロッパ地域の組織とに活動内容を分けるとともに、ヨーロッパ、アメリカ、アジアとそれぞれの基準で活動費(会費)を分担することになった。
A・I・R・Cの活動費の分担は、各組織に所属する事業者の数が基本です。公平な活動費の負担は、重要なことです。A・I・R・Cの国際性は、9億5千万台の損傷自動車を修理することにより、90億ドルに相当する市場を持つ産業として証明されています。

組織
A・I・R・Cの役員は、4年毎に選出されます。事務局は、長年オランダの車体協(FOCWA)に置かれています。役員会は、年に2回開催されます。役員会において自動車車体整備業界の課題について議論され、対応策が決定されます。加えて、ヨーロッパ地域の組織では、様々な委員会を設置しています。最後に、A・I・R・Cでは、定期的に自動車車体整備業界に関連するテーマについての世界大会やシンポジウムを開催しています。

活動内容
A・I・R・Cに加盟するヨーロッパ地域の自動車車体整備事業者は、35,000社を超え、225,000人の技術者が従事している。
A・I・R・Cは、EU及びEU各国の自動車車体整備業に係わる各種の規制についての情報を収集しています。そして、それらの規制の情報を各国の車体協に提供するとともに、新たな規制に対応するための助言をします。また、絶えず自動車車体整備業界のためにEU委員会、EU議会及び有力な政党への国際的なロビー活動について議論しています。それは、ヨーロッパ地域の組織の発展のために知識や情報をフィードバックしています。

「ユーローギャラント」の資格条件

全 般
・修理受付の24時間サービスができること。このサービスは下請に出すことも可能。
・よい接客ができること。
・代車の貸出または手配の対応ができること。
・その国における事業場設置の許可を国から受けていること。即ち、毎年検査官による事業場への立ち入り検査を受けていること。

事業場の接客設備
・事業場の正面入口に魅力的で清潔な看板が掲げられていること。
・即座に「ユーローギャラント」に加盟した自動車車体整備事業者であることがわかること。
・お客様用の接客設備が完備されていること。
・お客様用の駐車場(駐車場所)が明示されていること。
・お客様用のトイレが完備されていること。
・A・I・R・Cの「ユーローギャラント」加盟事業者のロゴを表示すること。

作業場の設備
・車体修正機器が完備されていること。
・溶接機器(イナートガス、スポット、酸素)が完備されていること。
・油圧修正機器が完備されていること。
・車体整備をするための十分な付帯工具が完備されていること。
・ヘッドライトテスタが完備されていること。
・最小限1台以上の自動車リフトが完備されていること。
・四輪のアライメントテスターが完備されていること。(任意)

作業場
・作業場は、よく手入れされ、清潔で整理整頓されていること。
・塗装ブースと調色室は、よく手入れされ、清潔で整理整頓されていること。
・集塵装置が完備されていること。
・環境のために廃棄物が適正に処理されていること。

車体整備の記録簿と技術情報

・A・I・R・Cの技術情報を利用していること。(修理情報)
・技術料が明確であること。(多くの国、例えば公正取引委員会において認められたイギリスの車体協が推薦する料金算出方法などを活用)
・「ユーローギャラント」に加盟した専門店として個人の顧客に対して2年間の修理保証カードを発行すること。
・迅速に分かり易い見積書を発行できること。
・アウダテックスもしくは、それに準じた標準作業時間のデーターベース情報を使用していること。

アドレス一覧
A・I・R・C
F・O・C・W・A
V・O・C
R・D・W
青年部会長事業所
ユーローギャラントの事業所
 
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 ● オランダ紀行(その一) ●
 
  青年部会 部会長 内山和則

関空出発

午前9時15分、関西空港4階JTBカウンター前。本来なら、そこに7人の侍がいるはずだった。が、現実は3人しかいない。萩原、塩見、芝、秋月の顔が見えない。さっきまでいたはずなのだが、またまた行方をくらました。またかよぉ…。今回のオランダの車体整備業界視察の旅の参加者の面々を見ればわかると言えばわかる。人の言うことを聞くような奴らじゃない。決め事は自分の都合優先で決めていく。みんなで決めない。自分勝手にそれぞれが決める。ところがよくしたもので、我々を修学旅行の生徒に例えれば、その先生役の日車協連の課長の新井さんは気にもしていない。「皆さん、会社の社長さんたちですからね、来るべきときにはちゃんと来ますよ。」平然としたものでその場にいる3人の手続きを済ませてゆく。さすがに長年に亘る連合会勤務でワガママ鈑金屋の性分を熟知しているのか内山の心配など何処吹く風。
そうこうするうちに新井課長が言ったとおりに全員が揃う。彼らはドコモショップでオランダ日本間で使える携帯電話を借りに行っていた。戦う社長さんたちはオランダからでも電波に乗って日本でお仕事をする気満々。内山はそんな物、持ちたくもなし。何はともあれチケットを受け取り、今度はワイワイガヤガヤとKLMオランダ航空のカウンターへ行き、荷物を預け、出国手続きへ。パスポートと飛行機のチケットを鞄から出して順番を待つ。「俺ら、慣れとるからな、すぐじゃ、すぐ。」腕時計ははずして、寸鉄帯びぬ状態で待つ。やがて7人の侍たちは順番に手荷物検査をスムーズに受けて行くはず…が、ビー、ビー、と警告音が鳴り、「はい、もう一度っ!」などと言われている。何が「俺たちは慣れてる。」だよ。靴まで脱がされてんじゃねぇか!早く来いよ!空港のスリッパでオランダ行くんじゃねえよ。靴を取って来いよ。気を揉んでいるうちに先に通過した奴は引っかかってる奴なんかどうでもいいのか、とっとと免税店に入って行く。駄目だ…こんな奴等と5日間も一緒に居れない!関空で悩む内山はオランダのスキポール空港でさらに悲惨な出来事が待っていることをその時は知る由もなし。
気を取り直して飛行機に搭乗。新井課長曰く、「皆さんがお話しやすいような席を取ってるはずですよ。」なるほど、なるほど。通路を挟んで縦にみんなが並ぶ。ちょっとマニアックな席順。トイレも行きやすい。新井課長は凝り性なん?
離陸後、すぐに時差を克服する為に睡眠薬をガリガリ。そして爆睡。途中、2度ほど食事で起こされたけれど、すぐまた爆睡。そして起きたら、なんとそこは風車と木靴とマリファナと飾り窓の女のオランダだったのです。(鈑金塗装は何処行ったんだぁ?)
 
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  風車  
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  木靴屋のオッチャン  
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  そして僕はスキポール空港で途方に暮れる。

着陸のアナウンスに目を覚ます。飛行機の旅で一番嫌な瞬間。車輪の接地音と逆噴射の音で無事な着陸を感じる。やがて飛行機は止まり、スチュワーデスに誘導され、乗客たちはまだ少し眠いのか面倒そうに飛行機を降りて行く。そして他の乗客の流れに追い立てられるようにゲートへ。他所の団体さんに紛れてすんなり入国と思いきや、このゲートは何処かの国への乗り継ぎのゲートじゃねーか!新井課長が気づいた時にはすでに5人が何処へやら。あー、あのワガママ野郎たちと二度と会えない(涙)あいつら言葉も通じない何処かの国で一生、奴隷として穴堀りとか、さされるんじゃないの?内山はゲートの係官に何を言ったのか自分でも判らないがとにかく大声で叫んだら通してくれた。新井課長は乗り継ぎゲートをくぐらず待ってもらってダッシュで探す。しかし彼らはもうその辺りには居ない。何て逃げ足の速い奴らなんだ!いや、だから逃げてるんじゃなく、彼らも迷って困ってる。それなら内山と新井課長が居ないんだから待ってくれてもいいんじゃないの?なんて半泣きで走っていると背の高い外人どもが(ここでは内山が外人だけど)変な東洋人が走ってるぜ!なんて好奇の目で見る。勝手に見とれ!
空港の迷路のような通路を右に曲がり、左に折れ、としているうちにやがて二名発見。けれどその二名さん、あとの三名は知らないと言う。
 
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  一名発見  
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  何処までまとまりの無い集団なんだろう。内山はそこが何処なのか、もうすでに判らなかったから荷物を受け取る所を探せばそこに残りの三名も来ると思い、その場所を三人で探す。少し時間がかかったが、やがてその場所へ到達。と、その付近にいた2・3人の黒い人影がいきなり「お前ら何処で何しとってん!」内山は開いた口が塞がらない。「おまえらこそ何処へ行っとんねん。」どうも彼らは間違いに気づき荷物の確保が先決と空港職員を捕まえ、案内させたらしい。さすが日の出ずる国の社長さん!あんたら恐いもん無いんやろ。しまった、新井課長をどーしよ。内山はあの場所へはもう戻れない。京都から参加している津田自動車工業の今江君が「多分わかるから行って来ますよ。」君、判るん?助かる。行ってきてよ。彼は足取りも軽く通路に消えて行く。君の前世は多分、優秀な猟犬だった…。あー疲れた  
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  途方に暮れるスキポール空港  
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 ● 編集後記 ●
 
  やっと帰ってきたよ。オランダダダダー。ほんまに(@_@;)(@_@;)の国です!
売春・マリファナ・カジノOK それぞれに理由はあるけれど、ほんまにえーのんって感じ!ちなみに内山はどれも行ってませんよ、内山は!

日車協連JABRAに相当すんのがFOCWAってんだけど、はっきり言ってヤバイ!ヤバ過ぎ!何がって?取り敢えず、つえー。オランダ中の鈑金屋を締めてる!鈑金屋も鈑金屋でFOCWAをとても大切に思っているし、感謝してる。その関係が羨ましい。だって、俺たち日本の鈑金屋はJABRAに感謝なんかしてないっしょ?

事故後の検査のシステムも漠然とはしているものの、だいたいの状況は把握できたよ。これが法制化されるのは、最終的に国家にとっての必要性の有無のみと考えるなぁ…。それとね、FOCWAが立派な職人養成機関を運営してる。各事業所は、ここを卒業した人を優先的に雇用する。またFOCWAで個々の鈑金屋の経営指導までやっている。かなり突っ込んだ経理の部分まで携わっているなって感じたよ。
日本の鈑金シーンを変えるのは保険会社?メーカー?ちがう、ちがう、JABRA!JABRA=お・れ・た・ち!=JABRA!  
これが内山のオランダから帰った第一声。

「青年部だより」編集長 内山和則
 
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